大学生の短距離メイン競馬予想

予想をつらつらと。マイル以下が好きなので主にマイル以下を予想します。

12/5 金鯱賞(GⅡ)見解〜パッションダンス〜

7歳にしてわずかキャリア17戦。前走は見事2年ぶりの重賞制覇。新潟・阪神に良績が集まるパッションダンスが、中京5度目の出走です。


まずは重賞2勝目となった前走の新潟記念を振り返ります。

当日は雨が降っており稍重表記でしたが、極端に時計がかかっているわけではありませんでした。

58.8-59.4のミドルペースでしたが前はアーデントが飛ばしていたので後続はスロー気味のミドルペースといった感じでしょうか。12.0-11.6-10.5-13.0の流れを3番手追走、早めに抜け出したマイネルミラノを10.5と速い地点で追い詰め、13.0と大きく落とした地点で差し切りました。高いスピードを生かして前々から進め、そこから持ち味のトップスピードを引き出しての勝利でした。


2年前の新潟大賞典もついでに振り返ります。高速馬場、58.0-58.9とハイペース気味ですが、前のダンツホウテイがそこそこ飛ばしていたのでミドルペースでしょう。やや速めのペースとなったため11.9-11.9-11.1-12.1と仕掛け遅めの流れを2.3番手から反応よくトップスピードへ乗せて差し切りました。


一方で今年の中日新聞杯。開幕週でしたがやや時計がかかり気味の馬場でした。ペースは61.6-59.6のスロー、11.6-11.7-11.6-12.7とトップスピードを問われないロングスパートのポテンシャル勝負。いつものように前目の2番手を確保するも逃げたマイネルミラノを交わすこともできずに4着。1着のディサイファとは0.5差という完敗でした。4着といえど以下のメンバーを見るとディサイファやミトラ以外はそこまでレベルが高くないので、この条件ではディサイファとはかなりの差があるな、と思わせる内容でした。


その後の新潟大賞典もトップスピードを問われたものの時計がかかり気味の馬場の影響か7着。さすがに得意のトップスピード戦なのでタイム差はそんなにありませんでしたが、馬場が合わなかったかなと思います。小倉記念はポテンシャル勝負になり、ラスト甘くなって敗戦。


このようにこの馬は高速馬場でスピードを生かして前々から進め、ギアチェンジからのトップスピードの持続力が持ち味です。

その点で今回の中京2000も過去同様厳しいのではないか、と予想しています。今年の中日新聞杯のディサイファとの0.5秒差はかなり大きく、この条件で逆転するのは難しいかなと思います。