12/12 ラピスラズリステークス(OP)予想
中山は良へ回復、時計もそこそこ出ているようです。
展開はルチャドルアスールとカハラビスティーが前で引っ張る流れになると思います。中山芝1200らしい前傾、減速ラップを刻むと想定します。
時間ないので本命だけ。
◎カハラビスティー
休み明けはちょっと気に入らないですが、この馬は小細工なしのスピード勝負タイプの馬で、加速ラップを刻むような器用さはありません。オープンでの3走はすべてミドル〜スロー寄りのレース。中だるみがあるレースで、器用さの無いこの馬には厳しい条件でした。ルチャドルアスールの出方が気になりますが主導権を握って押し切りに期待です。
12/12 チャレンジカップ(GⅢ)予想
馬場は稍重ですが回復傾向にあります。しかしやはり先週のようにパワーが必要な馬場だと思われます。
展開面はそこそこ前に行く馬がいるので、馬群は縦長になりやすく、またマイネルミラノがいるので3〜4角からのロングスパート〜3F戦になる可能性が高いです。ラスト1F大きく落とすと想定します。
時間があまりないので手短に、、、
○シャトーブランシュ
▲フルーキー
△マイネルミラノ
△メイショウウズシオ
3歳時の皐月賞ではタフな馬場で4角各馬が外へ大きく膨れる中大外をぶん回して2着確保。ジャスタウェイが勝った安田記念も外外回して3着争いまで絡んできていたように、ポテンシャル勝負も高いレベルで見せています。引退レースということで頑張って欲しいです。このメンバー構成なら。
○シャトーブランシュ
ローズステークスを見てもわかるようにポテンシャル勝負ではこのメンバー構成なら適性面で上位です。エンジンがかかるまでに時間がかかりますが、かかってからの持続力は非凡です。今回は3F勝負でラスト1Fも落としそうですし、メンバー構成もそこまで強敵がいないので、頑張って欲しいです。今のこの馬にとって阪神1800はベストだと思います。
▲フルーキー
単純にこの条件に対する適性面では上位です。馬場がタフな中での3F勝負ではラスト確実に伸びてきます。能力面でずば抜けているわけではないですが、脚を出し切れるこの条件はぴったりです。
△マイネルミラノ
この馬は早い段階で速いラップを刻んでロングスパートに持ち込んで粘り切るのが持ち味です。完全なポテンシャル勝負だとラスト1Fで垂れるので、馬場がタフな今回はコーナーで速いラップを刻めるかが鍵です。ハナに立たなくてもいいので、番手くらいでペースをコントロールしたいところです。
大阪城ステークスでも見せているようにラスト1Fバテ差しできるトップスピードが魅力です。相手は強くなりますが、阪神1800適性は高い馬です。
△メイショウウズシオ
大穴で。エンジンのかかりが悪い馬ですが、かかってからの持続力は高いレベルにあります。近走パッとしないですが、そこまでメンバーレベルも高くないですし、状態次第ではこの馬場や展開なら頑張れそうです。
12/6 タンザナイトステークス(OP)予想
馬場はどんな感じなんでしょうかね。昨日は思っていたより時計がかかっていた印象で、暮れの阪神らしいパワーのいる馬場なんじゃないかなぁと思いますが、はたして、、、
展開はニザエモンが恐らく単騎で進めていくでしょう。そのあとはテイエムタイホーやレオパルディナなど。阪神1400は前傾ラップになりやすい条件です。ニザエモンの後ろ2〜3列目で前の仕掛けを待てる馬を狙います。
◎ミッキーラブソング
○レオパルディナ
▲プラヴィッシモ
△ニンジャ
△コナブリュワーズ
△マイネルエテルネル
△テイエムタイホー
◎ミッキーラブソング
近走は1200を使っています。4走前の佐世保ステークスでは33.7-34.2とややハイペース、11.1-11.3-11.3-11.6の流れを中団差し切って勝利。昨年の暮れの六甲アイランドステークスでも33.8-36.0のハイペース、11.2-11.4-11.8-12.8というポテンシャル勝負を差し切りました。この馬はエンジンのかかりが遅いですが、かかってからの持続力は非凡です。オープン入りしてからのオープン特別2戦はともに2F戦で前に出し抜かれての敗戦です。高いハイペース適性もあり、ハイペースで脚を出し切りやすい当該条件で期待します。
○レオパルディナ
最大の穴馬として指名します。まずこの馬は1200ではスピードが足りていないように見えます。ここ2戦はともにかなりのハイペース戦を先行して惨敗しています。1600はやや長い印象があったので、個人的には1400を使って欲しいと考えていました。さて、4走前のフィリーズレビュー(阪神1400)は2日前の雨の影響を残したやや時計のかかる馬場で34.7-35.8のハイペース、12.0-11.7-11.8-12.3というポテンシャル勝負。最内から3列目の内という最高のポジションを確保していい手応えで直線を向くも詰まって全く追えず。前が空いたときには出遅れでした。1400のハイペース気味のレースならスピードでは優位に立てることがわかります。今回も内枠をとれたので、フィリーズレビューのときと同じように2〜3列目の内を確保し、前の仕掛けを待てる展開が期待できます。相手関係は未知数ですが、そこまでメンバーも揃っていないですし、この条件での一変に期待して思い切って対抗とします。
▲プラヴィッシモ
ここからは手短に。この馬は高いポテンシャルを武器にしています。4走前は前がコントロールしてラスト2Fで出し抜くという競馬で後手を踏んで馬群で詰まってなす術なし。しっかりと脚を出し切れる展開ならミッキーラブソングと大差ないと思います。しかし外からねじ伏せられるかと言われると?なので、評価をやや下げました。
△ニンジャ
この馬はハイペースでも序盤無理をしなければいい脚で突っ込んできます。その点で阪神1400はいい条件ですが、パンパンの良馬場が欲しいところで、この暮れの阪神の馬場はあまり良くないかと思われます。それでもこの阪神替わりは魅力的です。重賞での好走歴もあり、実績は上位です。
△コナブリュワーズ
能力的はミッキーラブソングと大差ないと思いますが、休み明け、外枠を嫌ってこの評価です。2.3走前の阪神1400戦で高い基礎スピードとポテンシャルを見せました。3走前はミッキーラブソングの3着ですが、進路取りにやや手間取ってる間に馬群の間隙を縫って抜け出したミッキーラブソングに先着を許した格好で、この条件なら実力差はそこまでありません。
△マイネルエテルネル
この馬は一本調子で、器用さはなく高い基礎スピードを生かした粘りこみが得意な馬です。1400の実績はありませんが、敗戦したレースはラスト2F最速というギアチェンジが要求されるレースで、器用さのないこの馬には酷なレースでした。基礎スピードを生かしてインの2〜3列目を立ち回り、直線もバテずにそのまま突っ込んでくれば面白いと思います。
△テイエムタイホー
ラスト2F最速戦がベターかと思いますが、一応ポテンシャル勝負でも少しはやれているので、おさえておきます。
12/5 金鯱賞(GⅡ)予想
中京開幕週です。馬場を読むのが難しいですが、中間の降雨の影響はほとんどないんじゃないかな、と思います。ペース次第では速いラップも計時されるでしょう。
展開ですが、逃げ馬がいないのでスピードの違いでクラレントとミトラが前に行くとします。ミトラは番手を確保したいでしょうから、外のクラレントを見ながら番手。クラレントがそこそこのペースで引っ張り、仕掛けを遅らせてラスト2F最速、ラスト1Fは12秒台まで落ちる想定でいきます。ラスト2F地点での加速と、ラスト1Fで差し込める持続力をもつ馬を狙います。
◎マジェスティハーツ
○ミトラ
△ベルーフ
△ディサイファ
◎マジェスティハーツ
3歳時はキレる脚を武器にしていましたが、古馬になってからは序盤ペース的に無理をしなければポテンシャル勝負でもいい脚を使えるようになってきました。今年の鳴尾記念では59.5-59.3とミドルペース、ラスト4F11.9-11.8-11.5-12.1という流れを中団追走、ラブリーデイには届かなかったもののポテンシャル戦の小倉記念を勝ったアズマシャトルを楽に交わしての2着。中京2000は開幕週といっても恐らくラスト1F落とすはず。早めに抜け出したクラレントやミトラを目標に、バテ差し嵌れば。
○ミトラ
前走の福島記念、60.3-62.2とハイペース、12.1-12.6-12.0-13.1の流れ、中団前目につけて直線で先頭、ヤマカツエースには競り負けたものの、ハイペースを追走してなお加速することができました。高い基礎スピードと前々から加速できるギアチェンジが武器の総合力タイプです。どちらかというと高速馬場のほうがよさそうなのでやや評価は落としましたが、ここでも上位なのに変わりはありません。
トップスピードの持続力が非凡な馬で、毎日杯やダービーでも見せてくれました。一方で4走前の福島民報杯はややタフな馬場のポテンシャル勝負でしたが、前々から押し切る強い競馬でした。ポテンシャル面を見せましたが、重賞ではポテンシャル勝負では少し足りないようです。
中京2000はペースが上がりにくく、いいポジションもとれそうなので、ミトラの直後くらいを狙って、ラスト1Fでのバテ差しに期待です。
△ベルーフ
小倉記念はやや抜け出しが早くてアズマシャトルに目標にされた感はありますが、ポテンシャルを見せました。しかしまあアズマシャトルに差されるレベルのポテンシャルではあるし、今回ラスト2F地点でややトップスピードを問われそうで、ギアチェンジ能力に乏しいこの馬はワンテンポ仕掛けが遅れると思われるので、ここは評価を落としました。
ポテンシャル面では高い能力を持っています。昨年の小倉記念もラスト1F大きく落ち込む展開で差し込み勝利。ただちょっと追い切りが個人的に気に入らなかったので評価を下げました。
△ディサイファ
ギアチェンジ能力が乏しい馬です。昨年はマイネルミラノの早仕掛けによってロングスパート戦になり、ギアチェンジが必要なかったのは大きいです。今回は前がコントロールする流れになりそうで、仕掛けがワンテンポ遅れてしまいそうです。それでもラスト1Fの差し込みは驚異で、最上位の一頭に違いありませんが、ここは評価を落としたいと思います。
12/5 金鯱賞(GⅡ)の見解〜ディサイファ〜
2015年は重賞2勝と飛躍の年になりました。4勝目を目指しての出走です。
さて、おそらく秋天メイチだったと思われるので、果たしてお釣りがあるのか、、、?という疑問はありますが、それは置いといてまずは今年1つ目の重賞制覇である中日新聞杯から振り返ります。
開幕週にしては時計がかかり気味の馬場状態、ペースは61.6-59.6のスロー、11.6-11.7-11.6-12.7というロングスパートポテンシャル勝負の流れ。中団内で進め、4コーナーでやや押し上げて直線。一瞬窮屈になるも前が空くとジリジリと伸びてラスト1Fで差し切っての勝利。ペースが上がった4コーナーで内を通せたのは大きいですが、それでもポテンシャル面での高い能力を見せました。
続いて今年2勝目となった札幌記念を振り返ります。札幌にしては時計の出やすい高速馬場、ペースは58.9-60.1とハイペース気味で11.9-12.0-12.1-12.1という全くトップスピードの問われないポテンシャル勝負。今回は2.3番手につけて、4コーナー番手外でガシガシ追いながら直線。トウケイヘイローをかわして後続の殺到を振り切っての勝利でした。内が有利で前が止まらない馬場というわけではない中で、トウケイヘイローの刻む速めのペースを番手で進めて押し切ったレース内容は非常に優秀だと思います。
一方で3着に敗れたエプソムカップ、2着に敗れた毎日王冠はともに高速馬場のラスト3F最速トップスピード持続戦。いい脚を使って伸びてきてはいますが、もう一押しが足りません。
13年の高速馬場の福島記念は11.2を刻んだ4コーナーで大外を回して前との差を詰めきれずに4着、その後オーシャンブルーが勝った中山金杯でポテンシャルを生かして3着。このように、ポテンシャルが問われると力を最大限生かすことができます。馬場も高速馬場よりは時計がかかったほうがいいと思います。それでも、敗れたとはいえ毎日王冠もエプソムカップも馬券には絡んでいるわけで、弱点は非常に少ないです。
秋天のお釣りがあるのか、という不安はありますが、条件や相手関係を見ればここは最上位の一頭に違いないので、馬券からは外せないと思っています。
12/5 金鯱賞(GⅡ)見解〜パッションダンス〜
7歳にしてわずかキャリア17戦。前走は見事2年ぶりの重賞制覇。新潟・阪神に良績が集まるパッションダンスが、中京5度目の出走です。
まずは重賞2勝目となった前走の新潟記念を振り返ります。
当日は雨が降っており稍重表記でしたが、極端に時計がかかっているわけではありませんでした。
58.8-59.4のミドルペースでしたが前はアーデントが飛ばしていたので後続はスロー気味のミドルペースといった感じでしょうか。12.0-11.6-10.5-13.0の流れを3番手追走、早めに抜け出したマイネルミラノを10.5と速い地点で追い詰め、13.0と大きく落とした地点で差し切りました。高いスピードを生かして前々から進め、そこから持ち味のトップスピードを引き出しての勝利でした。
2年前の新潟大賞典もついでに振り返ります。高速馬場、58.0-58.9とハイペース気味ですが、前のダンツホウテイがそこそこ飛ばしていたのでミドルペースでしょう。やや速めのペースとなったため11.9-11.9-11.1-12.1と仕掛け遅めの流れを2.3番手から反応よくトップスピードへ乗せて差し切りました。
一方で今年の中日新聞杯。開幕週でしたがやや時計がかかり気味の馬場でした。ペースは61.6-59.6のスロー、11.6-11.7-11.6-12.7とトップスピードを問われないロングスパートのポテンシャル勝負。いつものように前目の2番手を確保するも逃げたマイネルミラノを交わすこともできずに4着。1着のディサイファとは0.5差という完敗でした。4着といえど以下のメンバーを見るとディサイファやミトラ以外はそこまでレベルが高くないので、この条件ではディサイファとはかなりの差があるな、と思わせる内容でした。
その後の新潟大賞典もトップスピードを問われたものの時計がかかり気味の馬場の影響か7着。さすがに得意のトップスピード戦なのでタイム差はそんなにありませんでしたが、馬場が合わなかったかなと思います。小倉記念はポテンシャル勝負になり、ラスト甘くなって敗戦。
このようにこの馬は高速馬場でスピードを生かして前々から進め、ギアチェンジからのトップスピードの持続力が持ち味です。
その点で今回の中京2000も過去同様厳しいのではないか、と予想しています。今年の中日新聞杯のディサイファとの0.5秒差はかなり大きく、この条件で逆転するのは難しいかなと思います。